そこに根拠は無い
パソコンや携帯電話の変換機能に慣れてしまったあまりに、漢字が書けなくなってしまったと言うのは良く聞くお話。
しかしほんの数ヶ月前まで受験生として国語の勉強をしていた私に、まさかそのようなことはありえないだろうと思っていたのですが……
大学の講義がスタートし、講義によってはやれ講義の感想だ、やれ自己紹介文だと書かされたワケですが、その度に漢字が思い出せない。
ならばとひらがなで書いてみたものの、すると見た目が実に締まらないことに。
これはカッコ悪いと必死に頭を捻りどうにかして漢字を書き出そうとするも、無常にも時は流れ講義終了、泣く泣くひらがなだらけの紙を提出する自分が。
その時点では「何故だ……俺はつい最近まで受験生だったんだぞ……!」とまるで当初は強敵として登場したけれど、後に修行して強くなった主人公に追い詰められた敵キャラが如く気分でいたのですが、落ち着いた今になってふと考えてみる。
漢字の暗記はそれなりにしましたが、書き込みは特にしてなかったなぁ……。
志望校は全てマークシート形式だった為、覚える必要はあっても書けるようになる必要は特になかったんですよねぇ……、おまけに浪人中は筆記で何か書く機会がほぼ無くなり、精々模試や願書出す為に自分の名前と住所を書くくらい。
となればそもそも筆記で何かを書くこと自体が久々なワケで、漢字がどうこう以前にまず真っ当に文章を書けるかすら怪しいってな状態でして、それで何をあんなに自信に満ち溢れていたんだ俺は。自分で自分が理解出来ない。
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